カテゴリー『 B◎ 古民家 』の記事
『夢あふれる終の住処』の完成をご案内します。
着工から造園まで、1年以上の期間に及んだ大規模リノベーション。
途中いくつもの問題にぶつかりながらも、お客様の温かいご協力のもと、ついに完成することができました。
【 外観 】



【 玄関ホール 】



【 LDK 】




【 主寝室 】


【 書斎 】


この工事は、弊社としても沢山チャレンジのあるものでした。
そのチャレンジを乗り越えてこの完成へ到達できたのは、ひとえに終始温かくまた忍耐を持って接し続けて下さったお客様のお蔭に外なりません。
最後になりましたが、心より深くお礼申し上げます。
誠に有難う御座います。
引き続き末永い御贔屓の程、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

Brogged by 松山一磨 & 前田直子
2017年10月21日 8:04 PM |
カテゴリー:大原三千院 終の住処 vol.4 |
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前回は、完成時には見えなくなる箇所、耐震構造部や断熱材についてお伝えしました。
今回はデザインに関わる表面的な造作についてご案内していきます。
京都の町家建築のシンボル的な造作
『花台』
丸い彫り込みを9個組み合わせた飾り板のデザイン。
このデザインを有する『花台』は当社施工のものになります!?

同じく京都の町家建築に欠かせない造作
『木格子』
同じ家であっても、その場所ごとに少しづつサイズを変更して、より美しいバランスを心掛けています。


外壁の化粧庇と付柱そして付梁。
外壁の大部分に耐震のための補強パネルを施工し、ほぼ全ての柱が見えなくなっています。
それを補うためのデザイン的造作です。



ご主人様の書斎の造作テーブルと本棚です。
1.8m✕5.9mという細長いスペースの部屋。
既製のデスクでは納まりがしっくりこないので、大工造りでご提案しました。


LDKの上部の天井は、撤去して吹き抜けの勾配天井を造作しました。
天窓から隣接する山の大木と空が望めます。
横に伸びる茶色の梁は、元からこの家に有った古いものです!

さて、次回は建物の完成をご案内致します。
Blogged by 松山一磨 & 前田直子
2017年10月11日 7:05 PM |
カテゴリー:大原三千院 終の住処 vol.3 |
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解体が終わり、内部造作を進めています。
北白川通りからわずか10分の所ですが、冬の大原は、雪も多く、気温もかなり低くなります。
施工可能な場所には、通常よりも性能の良い断熱材を設置しています。
天井の断熱
床の断熱
耐震補強の耐力壁
通常は、耐火石膏ボードで壁面を造作しますが、
耐震補強のため、構造上の主要な場所は、構造用合板で張り固めています。
従来の在来工法では、1本または2本の筋交いで体力壁を造りますが、構造用合板による耐震補強は、その耐力が数段強くなります。
床の下地造作
床は、ダイレクトにフローリングを施工せず、12mmの構造用合板で一旦下地を造作してからフローリングを施工します。
12mmの下地構造用合板と15mmのフローリング、合わせて27mmの厚みになります。
引き続き、大原三千院 『夢あふれる 終の住処(ついのすみか)』
ご案内して参ります。
ご期待ください。
2016年7月21日 5:29 PM |
カテゴリー:B◎ 古民家, Ba. 和風, 大原三千院 終の住処 vol.2 |
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久方ぶりのブログ更新です!
『 夢 』と『 癒し 』と『 遊び心 』がいっぱい溢れる建築です。ぜひ皆様にご案内したく、パソコンの前に座っております。
現在、左京区大原で進行中の工事ですが、その様子を工事の進行に合わせて、順にご案内して参ります。
退職後に、ご夫婦お二人で住むための『 終の住処(ついのすみか) 』としてプラン作成のご依頼を頂きました。
初めてご要望をお聞きしてから着工まで、およそ8ケ月の期間を経て、昨年10月末に工事はスタートしました。

通りからのアプローチ
通りから建物までの敷石アプローチ!! です。
車を入れるために既存の塀を撤去してガレージを造成する計画です。



複数回に渡る増改築で往時の姿が失われています。

玄関ホール
3帖大の土間と6帖の畳のホール。
細かく建具で仕切られています。

LDK
真ん中の細い柱は、増築された名残・・・。
コーナーにキッチンが設置され、動線のとり難いスペースになっています。

2階西面窓
東西南北の全ての窓から自然の景観を望ことが可能です。
上の写真は、西に面した窓からの景観。 大原の美しい山並が一望できます!
アルミバルコニーが無ければなおさら・・・です。

北側屋根
山裾にある為、思いの外、瓦の劣化が進んでいます。
おそらく10~15年程度前に施工されたと思われます。
以上、工事前のご案内でした。
引き続き、 大原三千院 『 夢あふれる 終の住処 (ついのすみか) 』
ご案内して参ります。
ご期待ください。
Blogged by 松山 一磨
2016年3月6日 11:42 AM |
カテゴリー:B◎ 古民家, Ba. 和風, 大原三千院 終の住処 vol.1 |
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【写真をクリックすると、大きく見やすくなります】
路地奥の古民家(VOL.1とVOL.2)の続編【完成編】です。

(工事中)小箱の中身は、番号をつけたタイル4枚組です。前回はモルタル表面が乾く前に順番に埋め込む様子を報告しました。
では、前回の飾り土間工事の現場から、お届けします。

(after)飾り土間 完成

(after)タイル飾りのアップ
早朝の「飾り土間」の玄関へ、ようこそ。
どうぞ、お入りください。

(after)格天井(ごうてんじょう)
玄関天井は、格天井の市松柄にデザインしました。

(工事中)キッチンカウンターの茶の保護シート
お施主様ご夫妻と一緒に、接着剤が乾いたら、
この茶の保護シートをはぎとり、
目地を詰め、表面を拭き上げて完成です。

(after)キッチンカウンターのタイル 完成

(after)キッチン壁面のタイル 完成

(after)洗面台のタイル 完成
それと同時に…

(工事中)キッチン照明調整中
設計デザイン担当者が、斜め配置のキッチン照明の高さを決定。
次に、ケーブルの長さを調節します。
手前と奥で高さを変え、より広く見せる「遠近感」の魔法です。

(after)斜め配置の照明とキッチン風景

(after)キッチン吊り戸棚 周辺
上部の天井収納には、アンティークガラスの木製扉を造作しました。

(after)スライド付 キッチン収納カウンター
家電が引き出せるようにスライド棚を採用。

(after)玄関と塀の完成
家の顔となる一階外壁に、大きな掃き出し窓を新設し、
町家らしく焼杉の壁と太い付け梁と付け柱でお化粧。

(after)新しい塀と坪庭の完成
新設した塀と家の間には、既存ポーチのモルタルを撤去して
土を入れ、植栽を楽しめる坪庭を造作。
便利な手洗い場も新設しました。

(after)リビング床 塗装完了
いよいよ、最終工事の日。
お施主様ご夫妻が、休日返上で無垢フローリングを全て塗装されました!!

(after)DK床 塗装完了

(after)玄関床 塗装完了
リビング→ 洗面所&トイレ→ キッチン→ 玄関
足跡が残らぬよう、塗り始めたら先へ先へと進むのみ!
これを2回、くり返します。

(after)キッチン全景
ついに、完成です!!
自分自身の手で仕上げた『自分らしい家』。
塗装工事に弊社スタッフが参加したのは、数日のみで、
ご夫婦お二人がこなされた作業量は…並大抵ではありませんでした。

(after)リビングの掃き出し窓
ご自分の家の仕上げ工事に参加することで、
より深い愛着を感じられたのではないでしょうか?

(after)飾り土間と玄関床
作業に参加されたことで、将来、家が傷んだ時、自分で家を修復することも可能です!?
ですがきっと…、
修理が不要なほど、大切に住まわれるのではないかと思います!
ご主人様、奥様、本当におつかれさまでした。
弊社スタッフ一同、心より感謝申し上げます。
※こちらの『自分らしさを創るリノベーション』 は、弊社のホームページの
『 ピックアップ施工事例 Before&After 』にて、工事前と完成の様子を
詳しく確認することが可能です。
よろしければ、合わせてご覧ください。
『 ピックアップ施工例 』
(→ コチラ http://www.ginyusya.com/pickup/detail_12.html)
ここまでおつきあいいただき、ありがとうございました。
Blogged by 小川 還
( 監修 : 松山 一磨)
2015年3月25日 12:30 AM |
カテゴリー:自分らしさを造る VOL.3 |
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