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京都市北区『出格子の町家』に改修 VOL.2

しばらくの間、ブログが止まっており、誠に申し訳ございませんでした。m(__)m

多くの方々から『ブログ見ようとパソコン見てるのに止まっているね!!』『更新してください!!』などなど数々のメールを頂き、嬉しいやら、焦るやらで・・・・(^_^;)

6月の半ばから絶え間のないの着工が続き、その調整に追われておりました。8月いっぱいでほぼ落ち着くのですが、とにかく皆様の応援にもお応えすべく、最近の工事の様子と私たちの近況のご報告を兼ねて、ブログ更新してまいります。m(__)m

ご報告すべき内容が多いため、数回に分けてブログを更新してまいります。

 

では、さっそく・・・

前回ブログ

『京都市北区の〝威風堂々たる町家″の改修工事の着工と解体』まではブログにてご覧になれます。 今回はその続きをご報告いたします。

ご一緒にお仕事をさせて頂きこれほどまでに楽しく、気持ちの良い方はいないと言ってもけっして過言ではないお客様です。とてもセンスが良く、良いものを作りたいという強い思いを持っておられます。またご家族全員でその思いを共有されているので、素材や色などの『好み』が出る選定においても、スムーズに進んでいきます。これはもちろん、仲の良いご家族だからこそできることでもあるのですが・・・。

今回はこの工事に携わった弊社の協力業者の紹介と解体後の状況を説明したいと思います。

工務店は実に多くの職人を集めて一つの家を造っています。

いわば〝 職人集団 ″ です。 ( 私たち、結構この言葉が好きなのです・・・)(*^_^*)

建築内容によって変わりますが、その数は15から20にのぼります。これだけの業種の職人を集めて一つのものを造る建築は、高度な専門職であり、技術と経験が必要な仕事だと思っています。そういう意味において、他の業種の取引業者とはまた違った関係性が工務店とその協力業者(専門の職人さん達)にはあるように感じます。同じ会社の同僚ではありませんが、それに近い関係性がありますし、割り切りでない前向きな協力の姿勢なくしては、良いものは決して出来上がりません。また、一部を省いて、多くの協力業者が、会社組織ではなく、理屈より気持ちで動いてくれる職人さんであるということもその関係を作っているようです。 さてそんな弊社の協力業者の職人さんと弊社スタッフを下の写真にてご紹介させて頂きます。

おおよそ80年前後が経過した町家です。解体すると勿論この年式の建物なので基礎はありません。当然のことかもしれませんが、白蟻(シロアリ)による被害もあります。いわゆる伝統工法といわれるこの年式の古民家を解体すると概(おおむ)ね共通していることが、梁(はり)や柱、天井裏の構造体の頑強(がんきょう)さに比べて床下が華奢(きゃしゃ)であるということ。そのために頭でっかちなアンバランスな、いわゆる地震に弱い家の構造になっています。

今回は家全体でなく一部分の改修工事ですが、その箇所においては、床下の補強も行いました。

デザインと機能、構造耐力は、どれも重要です。そのどれが欠けてもいけないと考えます。このデザインのためにここが弱くなるということでは、工事は行えません。プロである以上は、この3つの調和が取れるご提案をすべきだと思っています。

さてこの京都市北区の町家の工事、既に工事は竣工しています。また、上の3つのバランスも取れていると思います。 ぜひご覧いただいて、ご検証ください。

 

電気工事の毛利(もうり)さん その誠実さと優しさは誰にも真似のできない人。 いつも回りの人を気遣ってくれるその姿勢に頭が上がりません。

 

 

解体工事業者『ヨウケン』の青木さん きっちり解体・きっちり養生・きっちり掃除 三拍子揃った頼れる解体集団です。 この笑顔が現場には大切なのです!!(*^。^*) 

 

左官工事の須崎さん 温厚と協調の人。もう10年以上のお付き合いです。弊社の工事は難しいことが多く、職人さんにとっては、とても『やり難い』工務店です。とりわけこの工事は、石と左官の工事が多く難易度は『極高』でした。

 

Blogged by  松山 一磨(いつま)

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