『 最近の記事 』

左京区北白川事務所 Vol.8

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・吟優舎 北白川事務所 改装編 第八弾!

・吟優舎 北白川事務所 改装編 第八弾!

 

あけまして おめでとうございます!

2015年(平成27年)、

本年もどうぞ よろしくお願い申し上げます。

 

(after)事務所と看板

(after)事務所と看板

 

左京区北白川事務所の続報【完成編】をお届け致します。

こちらから以前の状況がご覧いただけます。

(Vol.1)  →(Vol.2)  →(Vol.3)

(Vol.4)  →(Vol.5)  →(Vol.6)

(Vol.7)

 

では、ぐるりとご覧ください。

 

(after)玄関前アプローチ

(after)玄関前アプローチ

 

中に入り、こちらの京唐紙仕上げの間仕切り建具を開きますと…

 

(after)京唐紙の建具

(after)京唐紙仕上げ(蛸唐草文様)の建具

(after)事務室 資料コーナー

 

吟優舎事務室です。

本棚や木製カウンターは、弊社の大工造りで設置しました。

 

(after)事務室 窓辺。木製のと窓枠を試験的に製造

(after)事務室 窓辺。木製の窓も試験的に製造

(after)事務室 作業コーナー

(after)事務室 作業コーナー

 

机は一部が可動式で、作業内容に合わせた空間演出が可能です。

 

(after)造り付けカウンター

(after)キッチンカウンター。下部は本物のアンティーク本棚を使用

 

キッチンのカウンターは、無垢の天板とアンティーク本棚の

コラボレーションにて造り付けました。

対面にあるシンク下扉も、弊社プランナーがデザインした大工造りです。

 

(after)造り付けのシンク下扉

(after)大工造りのシンク下扉には、レトロガラスを使用!

(after)造り付けのシンク周り

(after)シンクもモザイクタイルで、リフォーム済みです!

(after)造り付けのシンク周り

(after)シンクの横には、昭和アンティークのトイレ扉

(after)トイレ内部

(after)既存の浴室の風呂桶を取りはらい、トイレとシャワーブースにリフォーム!

 

手前がトイレ、ガラスタイルの向こう側にはシャワーブース。

最小限の広さですが、意外にも使い勝手は良いようです。

 

(after)アンティーク引き戸

(after)本物のアンティーク引き戸

 

さて、アンティーク引き戸から、会議室へ。

来客をお迎えするメインルームでもあるため、

屋根の梁が見える吹き抜け空間を造り、京唐紙の大きなパネルで演出しました。

 

(after)会議室01 壁側

(after)会議室01 壁側

(after)会議室02 窓側

(after)会議室02 窓側

会議室03 扉側

会議室03 扉側

(after)会議室04 吹き抜けとロフト

(after)会議室04 吹き抜けとロフト

(after)会議室05 レトロ照明

(after)会議室05 レトロ照明

 

会議室の窓のスクリーンを上げると、外は美しい緑の借景。

 

(after)会議室06 窓からの風景

(after)会議室06 窓からの風景

 

 

ようやく完成です!

 

(after)事務所 完成外観

(after)事務所 完成外観01

(after)事務所 完成外観02

(after)事務所 完成外観02

 

ところで、本日、なんと新たに

「屋外に、薪(まき)の収納棚を造りたい」

という、提案が出てまいりました。

完成しましたら、完成後の【番外編】として、

改めて皆様にご報告したいと考えております。

 

本年も、スタッフ一同、建築の美と快適さを追求してまいります。

皆様のお役にたてますことを祈りつつ…

 

ここまでおつきあいいただき、ありがとうございました。

 

Blogged by  小川 還

( 監修 : 松山 一磨)

 

 

 

 

 

京都市左京区『下鴨の古民家』リノベーション VOL.3【完成編】

【※写真をクリックすると、拡大されます。】

下鴨の古民家、続編 VOL.3【完成編】です。

(※以前のブログはコチラ→ VOL.1・ VOL.2

 

ベランダから送り火「妙」が見える家のリフォーム後をご覧頂きます。

中庭に面したリビングに、楠(くす)の無垢材カウンターを造作し、

すべての工事が完了しました。

 

(after)楠 無垢材カウンター その1

 

(After)楠カウンター

(after)楠 無垢材カウンター その2

 

(After)楠無垢材カウンター

(after)楠 無垢材カウンター その3

 

楠(くす)は、とても木目が美しい木材です。

ナチュラルな風合いに拘(こだわ)り、

植物性のオイルで仕上げました。

 

(after)玄関内部

 

(After)玄関フローリング

(after)玄関フローリング

 

玄関床には、フランス製の波形加工された松フローリングを採用。

 

格子天井は朱色。

和紙と京都伝統の唐紙 で、市松(いちまつ)模様に貼り上げました。

 

(after)玄関 朱の格子天井

 

天井の唐紙と照明器具の相性はいかがでしょうか?

プランナーが苦労して探し出した逸品です!?

 

(after)レトロ照明に反射する、唐紙の黄金色

 

 

このリノベーションには、3つの大きな造り付け収納を造作しています。

 

その1つ目は、

玄関土間、正面の土間収納です。

二方向から出入りが可能な回遊式になっています。

 

(after)玄関土間収納の入口アーチ

 

棚は、全て可動式になっています。

 

(after)玄関土間収納の棚

 

 

(After)土間収納

(after)玄関土間収納

 

和室は既存のスタイルを残し、

お客様のイメージに合わせてデザインを刷新しました。

 

(after)一階和室

 

奥に深い広いLDK。

細長い空間が間延びしたり、無駄な空間が発生しないように、

奥様主導で、ゾーンニング(間取り設定)していきました。

 

(after)リビングスペース

 

リビング奥の空間は、おそらく過去の増築のなごりだと思われますが、

勾配天井になっています。

天井を垂木(たるき)風にでデザイニングし、

テラスガラス戸上に無垢板の幕板(まくいた)を取付けました。

これは、エアコン取り付け位置にもなります。

 

(after)リビング中庭側 天井&デザイン垂木

(after)リビング中庭側 天井&デザイン垂木

 

(after)キッチンスペースと縦格子

 

2つ目の収納は、

階段横の使いづらいスペースを活かしたキッチン収納庫です。

建具はオリジナルデザインの木製3枚引戸。

また、造り付けステンレス天板のキッチンカウンターに設けた「カウンター裏収納」、

そして、階段裏の段差を利用した「レンジ台+収納棚」

 

(after)3枚引戸の食器棚

 

(after)階段裏収納・レンジ台カウンター

 

(after)カウンター前面のモザイクタイルの飾り棚

 

(after)キッチン のモザイクタイル&レトロ照明

 

和室との間仕切り建具は、はんなりと。

薄い赤模様の唐紙で仕上げました。

 

(after)唐紙仕上げの建具

 

リビング奥のアーチは、中庭奥の離れへと続きます。

鈴蘭(すずらん)型のレトロ照明の下、ちょっぴりワクワク感を胸に進んでいきます!?

 

(after)夜の離れ廊下 アーチ正面

 

離れは、2つに分かれていたお部屋を1つの空間にリフォームしました。

書斎部分ともう一方の空間は、2枚の収納引込戸で分離できるようになっています。

常は広く、時には使用目的に合わせて仕切れる構造です。

 

(after)書斎の本棚&デスク

 

(after)唐紙建具&ロフト梯子

 

書斎上部はロフトに。

もう一つの空間は、吹き抜けに。

窓側は、隣家いっぱいに建っていた部分を減築し、

ウッドデッキのテラスを造作しました。

 

(after)吹きぬけとロフト

 

柱の並びが、以前の外壁が有った位置。

 

(after)ウッドデッキのテラス新設

 

3つ目の収納は、

和室のウォークインクローゼットです。

入口アーチのある一面にアート感覚な洋風の蔓草(つるくさ)模様のクロスを採用。

6帖サイズの内部には、

設置するものに合わせて、計画的に棚やハンガーパイプを設置しています。

 

(after)二階 和室横ウォークインクローゼット

 

奥様がお洋服を確認できるように、

正面の収納扉はミラーになっています。

 

(after)和室横ウォークインクローゼットの入口アーチ

 

 

とても大きな工事で、工期も長く、

その間の打合せは、

ほぼ全て奥様お一人で対応してくださいました。

とても大変な大仕事であったと思います。

お忙しい合間を縫って、

常に工事優先でのご対応をして頂けましたことを心からお礼申し上げます。

また、終始暖かいお心で、工事の進捗を見守り、必要な時には、

何をおいてもご協力してくださいましたご主人様に、この場をお借りして、

深くお礼申し上げます。

誠に有り難う御座いました。

そして、お疲れさまでした。

 

新居での初めてのお正月が、素晴らしいものでありますように。

 

 

※こちらの『下鴨の古民家』 は、弊社のホームページの

『  ピックアップ施工事例  Before&After  』にて、工事前と完成の様子を

詳しく確認することが可能です。

よろしければ、合わせてご覧ください。

『  ピックアップ施工例  』

(→ コチラ http://www.ginyusya.com/pickup/detail_11.html)

 

Blogged by  小川 還

( 監修 : 松山 一磨)

 

 

 

 

京都市下京区 『部分から広がる リノベーション』 VOL.2〈完成編〉

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(after)外観

 

『格子のある京町家』、前回(コチラ)に続く完成編です。

コストを抑えながら、

また、部分的にですが、

施主様のご希望のイメージのリノベーションを完成する。

今回の改装のテーマでした。

 

さて、完成の姿をご紹介してまいります。

 

(after)玄関

 

既存のアルミドアのアルミ枠はそままに、

木製格子扉に取り替えました。

いかがでしょうか?

手前の人!?は、

取り付けた建具を満足げに眺める大工の佐竹です。

 

では、室内へご案内いたします。

 

(after)DKより玄関廊下側を見る

 

ダイニング・キッチンと廊下の開戸を

アンティークの引戸にリノベーションしました。

玄関からも真正面に見える位置にある建具。

この家のシンボルとして、ご提案しました。

そのため枠を太柱仕様にして、インパクトのあるデザインにしています。

 

(after)キッチンスペース 〜01〜

 

(after)キッチンスペース 〜02〜

 

(after)キッチンスペース 〜03〜

 

システムキッチンへ取り替え、換気扇はオールステンレス製のものを採用。

壁には、レトロ調の陶器モザイクタイルを使いました。

 

(after)キッチンスペース 〜04〜

 

洗濯機置き場のアルミ扉は、

木製格子扉を新調しました。

 

(after)リビングスペース 〜01〜

 

ダイニング・キッチンと和室の間にあった建具と垂れ壁を撤去し、

一つの大きなLDK空間にリノベーション。

 

和室の柱と枠を茶色に塗装しているのは、

お分かりでしょうか?

 

(after)リビングスペース 〜02〜

 

(after)リビングスペース 〜03〜

 

床の間には、大柄のレトロチックなクロスを採用。

広いリビングのひき締め役になっているのではないでしょうか?

 

(after)アンティーク照明

 

 

縁側の照明は、奥様が選ばれた大きなアンティーク調のランプ。

ここで、玄関側へ戻ります。

 

(after)一階 廊下にある扉

 

廊下のフローリングだけは、

建材の合板フローリングではなく、

松の無垢のフローリングを施工させていただきました。

 

また、廊下には扉が3ヶ所あるのですが、

壁面と同じクロスではなく、

敢(あ)えてデザイン製の高い金ラメの入った

幾分派手目のクロスで、勝負に出ました!!

 

勝敗は如何に?

 

(after)階段周り 〜01〜

 

無垢フローリングは、

建材の合板フローリングには無い、人の心を癒してくれる

何かがあるように思えます。

 

(after)階段周り 〜02〜

 

(after)階段周り 〜03〜

 

手摺も、大工造りの無垢材へ取替させていただいています。

 

(after)二階 〜01〜 廊下より書斎を見る

 

二階廊下から、ご主人様書斎を撮影したもの。

窓には、町家をイメージできる木製格子を造作しました。

 

 

(after)二階 〜02〜 廊下の窓

 

(after)二階 〜03〜 廊下&

 

(after)二階 〜04〜 手摺のある窓

 

窓外に有ったアルミ手摺は撤去。

室内側に、腕白な男のお子様がよじ登っていけないように木製格子を取付ました。

上まで伸ばさなかったのは、もしもの時に、ここから脱出できるよう考慮した結果です!

 

建物全体ではなく部分的な改装で、調和した町家イメージが

どこまで表現できるのかが、

弊社としても、大きな課題の工事でした。

 

工事前と比較して、

いかがだったでしょうか?

 

最後になりましたが、

初めてお会いしてから今日に至るまで、

終始、ご協力的に接してくださいます御施主様に

この場をお借りして、

心から御礼申し上げます。

本当に有り難うございます。

 

 

Blogged by  小川 還

( 監修 : 松山 一磨)

 

 

 

 

京都市左京区『下鴨の古民家』リノベーション VOL.2

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『下鴨の古民家』の続報  VOL.2 をお伝えします。

(※初回ブログは → コチラ

 

(after)ベランダからの景色

 

送り火の「妙」の字の山が見えるベランダが

完成いたしました。

中庭を見下ろす位置にあるベランダです。

同時に、屋根の葺替えも行いました。

 

(after)ベランダ/葺替えた屋根

 

この部分の屋根は瓦ではなく、ガルバリウム鋼板を採用しています。

軽く、従来の鉄板材とは違い耐久性にも優れています。

 

では、玄関から見てまいりましょう。

 

(工事中)新調された玄関戸

 

新調された玄関格子戸と欄間です。

これから塗装し、ガラスを入れて完成です。

 

玄関を入ると、すぐにアーチ形の開口部があります。

新設の土間収納です。

 

(工事中)玄関土間/土間収納のアーチ形開口部

 

左官職人が土間仕上げをする前に、設計デザイン担当者が、

 

(before)石の床飾りを考案中

 

石を選び、床飾りのパターンを実際に作っていました。

那智黒石を花びら状に並べています!

 

(工事中)アーチ型の開口部より内部を見る

 

アーチ形の向こうには、木工事担当の大工職人さんが二人。

この土間収納は、数人の大人が入れる広々設計としました。

2方向に入口があり、行き止まりのない回遊式の動線になっています。

では、もう1つの、階段脇の開口部から内部をご覧ください。

 

(after)階段脇の開口部/完成した那智黒石の床飾り

 

玄関天井は、華やかな格子天井に造り変えています。

元々あった来客用トイレと手洗いスペースは完全に撤去し、

明かりと風を取り入れるための大きな窓を新設しました。

 

(工事中)玄関天井に唐紙を施工中

(工事中)窓新設で玄関を明るく!

 

さあ、玄関横の和室へお進みください。

縁側との間仕切りを撤去して和室の一部に取り込み、

そのぶんだけ隣のLDK(主にリビング)の面積を広げています。

縁側だった部分は勾配天井を活かし、網代(あじろ)のクロスでデザインしました。

 

また、小さな拘(こだわ)りとして…

すぐ隣のLDKのリビングスペースに新設した、観音開きの物入れの建具の高さを、

和室内にある既存の床の間の開口高と合わせています。

このような設計により、言葉では説明できない、感情的な安定感を

生み出せるのではないかと考えております。

 

(工事中)縁側を撤去、和室の一部に変更

(工事中)既存の床の間と、新設した観音開きの物入れ

 

LDKのキッチンスペースには、食事もできるキッチンカウンターを

新しく製作し、リビングとキッチンの間に設置。

両方から利用できる便利なカウンターです。

カウンター天板はステンレス、デザインのポイントとして側面の棚に

モザイクタイルを埋め込んでいます。

 

(工事中)キッチンカウンター 製作中/設置予定場所の壁面

(工事中)キッチンカウンター 固定

 

リビング側から見た、キッチン正面全景をどうぞ。

私たちスタッフのお気に入りの場所(見せ場)の1つです。

モザイクタイルとアンティークイメージのカウンター、そして、

オーバル(oval:卵形や楕円形)のペンダントに、

シンボルとも言える…木目を強調させた大きな柱。

 

(工事中)キッチン正面全景

 

キッチン正面右側は、斜板をはずし、敢(あ)えて凸凹が見える

ようにした階段の裏側です。

デザイン的に楽しめるよう、従来のクロス仕上げではなく、

裏側全体を無垢材(むくざい)で造作し直しました。

下部は、レンジ台と収納になっています。

 

(工事中)階段下収納

 

この階段手前の、ぽっかり空いたスペースには、天井まである超大型の食器棚を

新しく造作しました。 扉は3枚引戸ですので、大きく開けることが可能です。

またこの建具、デザインにも力を入れています。

完成をお楽しみに!!

 

(工事中)キッチン食器棚 製作中

 

キッチン正面左側(すぐ上の写真の左奥)には、

洗面&洗濯室への開口部があります。

こちらも回遊式の動線にリフォームし、キッチンとリビングの2方向から

出入りが可能になりました。

洗面&洗濯室の奥に見えているのは、浴室です。

 

(工事中)キッチンカウンター横から、洗面&洗濯室を見る

 

洗面&洗濯室の内部へどうぞ。

左には天井まである収納棚を造作し、右には大型洗面台と洗濯機置き場を。

これでもう、『お母さ〜ん、パンツは?』という声に悩まされることはない…かも!?

 

(工事中)洗面&洗濯室。左:収納棚/右:洗面台と洗濯機置き場

 

リビングスペースは、中庭側の既存の屋根勾配の天井に

新しく無垢の垂木(むく の たるき)をデザインし、

ナチュラル感あふれる空間を演出しました。

 

(工事中)リビングスペース。中庭側のテラス窓と天井

 

リビングから離れへと続く通路入口は、アーチ形の開口部にリフォーム。

通路の途中には、前より広くなったトイレがあります。

このトイレ、以前は、リビングから出入りする配置となっていましたが、

今回のリフォームで、離れへの渡り廊下から入れるように設計変更しました。

扉の多くは、大正~昭和初期に製作されたアンティークの建具を採用しています。

 

(工事中)リビングから離れへの通路を見る

(工事中)エアコンのダクトケース、フタを外したところ

 

じつはこのアーチ壁、デザインのためだけのものではなく、

エアコンのダクトケースにもなっています。

テラスサッシ上部に設置されるエアコンのダクトやドレイン配管を隠し、

スッキリさせるためです。

 

アーチを通り、離れへ進みます。

 

(工事中)離れ。ロフトのある書斎正面/オーダーメイドの本棚と机

(工事中)ロフト側(書斎の上部)/吹きぬけ側

 

離れの2部屋は天井を撤去し、一方をロフト付きに、

もう一方を吹きぬけに改造しました。

 

(after)吹きぬけには天井扇を設置

吹き抜けの高い天井

 

また、吹きぬけ側に、テラス窓(掃き出し窓)を新設。

隣家までいっぱいいっぱいに建っていた外壁を、半間(90cm)後退させ、

その空間にウッドデッキを敷き詰めました。

ちょっと面白い空間になっています。

子供たちが大好きになりそうな場所…が出来たかもしれません!?

隣家との目線を遮るため、微妙な高さ(?)のアルミの通風フェンスを設置しました。

 

(工事中)ウッドデッキのテラス

 

さて、二階の和室は、縁側と床の間・押入れを撤去して、大きな空間を造り、

収納棚が3列ある大容量のウォークインクローゼット(→ 約6畳の広さ)を

新設しています。

珪藻土のクロスを採用し、教室として多人数が使用されていた以前とは違う、

ほっとする雰囲気を目指しました。

 

(工事中)二階の和室、板床部分

(工事中)二階の和室、畳部分/ウォークインクローゼット

(工事中)ウォークインクローゼット内部/3列の収納棚

(工事中)棚板は可動式になっています。

 

夕暮れ後に、各室に照明器具を取付けてまわりました。

中庭が見えるリビングの窓辺です。

 

(工事中)リビング窓辺の照明

 

私たちが目標とする『 新しいのに古く懐かしいデザイン 』に

相応しく(ふさわしく)ありますでしょうか!? いかがでしょう?

 

このあと、塗装と最後の仕上げに入ります。

腕によりをかけて、塗装職人と大工職人が

木工作業に奮闘いたします。

ご期待ください!!

 

ここまでおつきあいいただき、ありがとうございました。

m(_ _)m

 

Blogged by  小川 還

( 監修 : 松山 一磨)

 

 

 

 

 

左京区北白川事務所 Vol.7

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・吟優舎 北白川事務所 改装編 第七弾!

 

左京区北白川の事務所改装の続報です。

時期外れとなりましたが、Vol.6で消えた壁部の改装、

「暖炉コーナーづくり」をご報告いたします。

 

(before)北白川事務所 工事前の外観

 

こちらから以前の状況がご覧いただけます。

(→ Vol.1) (→ Vol.2) (→ Vol.3

(→ Vol.4)  (→ Vol.5) (→ Vol.6

 

・事務所内から見たオーダーメイド木製窓

 

窓台の枠まで木製…という、今となっては珍しく

昔懐かしいオーダーメイドの窓も、弊社にすっかり

馴染んで(なじんで)きたようです。

 

時折、コトン!カツン!と屋根にあたるどんぐりの音。

まだ冬の半ばの昼下がり、スタッフ一同が集まりました。

 

(before)塗装前 暖炉コーナー

 

(before)暖炉コーナー 塗装後

 

本日まで、コンクリートブロックを組んで積み上げ、

白のモルタル塗装と焦げ茶のタイル貼りで仕上げた

暖炉コーナーの姿です。

 

工事完了につき、弊社の設計デザイン担当者が

周辺の状況を初めてチェックします。

 

いかがでしょうか?

皆様も、設計士の目でご覧になってみてください。

 

(before)東側の壁 左

 

(before)東側の壁のつづき 右

 

「この空間は、何かが足りず、寂しいです!」

と、設計デザイン担当者のひと声が。

 

・暖炉に魔法が必要では!?

 

すぐさま、追加工事にとりかかりました。

 

(before)タイル幅などを実測確認

 

(before)今回選んだ陶器タイル

 

まるでパウル・クレー(→こちら Paul Klee)の絵のような、

鮮やかで色とりどりの陶器タイルを縦に並べることになり、

まず、タイルを貼る土台となる木部を造作していきます。

 

(before)タイル貼付け面を造作

 

同時に、

大工職人の手で、建具の枠を太くし厚みをもたせ、

スイスの古民家のように木部の存在感を際立たせます。

 

(before)建具枠を重厚に

 

色調を確かめながら慎重にタイルを貼り進め、

目地材(めじざい)を塗り込み、乾かします。

 

(before)目地材 乾燥中

 

数時間後に目地材を拭き取り、本日の工事が完了しました。

皆様、いかがでしょうか?

 

(本日のafter)暖炉周辺完成

 

( ↑ 写真をクリックすると大きくなります)

 

最後に、暖炉に火を入れてみました。

まだ寒かったこの時期、本物の火を見て暖まり、

ほっとするひと時でした。

 

・暖炉点火

 

では、次回こそ、完成後のすべてをご披露したいと思います。

おつきあいいただき、ありがとうございました。

 

Blogged by 小川 還