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・吟優舎 北白川事務所 改装編 第六弾!
左京区北白川の事務所改装の、続報です。
(after)北白川事務所 外装工事完了
ご覧の通り完成していた、事務所でした。
ところが、裏の壁が1カ所消えておりまして(?)、
(before)北白川事務所 壁があった前回
…たった1枚のベニヤ板に変わっておりました。(▼写真の左側)
(before)北白川事務所 壁が消えた現在
どうします、所長?
(before)北白川事務所 床磨き中
どうなるんでしょうか??
床を磨く前に、教えてくださいませ。
※こちらから以前の状況がご覧いただけます。
(before)北白川事務所 工事前の外観
(→ Vol.1) (→ Vol.2) (→ Vol.3)
(→ Vol.4) (→ Vol.5)
ともあれ、まずはご案内いたしましょう!
(after)玄関の前へ
さあ、お入りください。
(after)玄関ポーチ
カチャッ!
どうぞ。
(after)玄関へ一歩入った所
鼻をくすぐる、
削りたての新しい木のかおり。
すぐ左は、縦長のスリッパ収納庫です。
彫り跡が特徴の「なぐり加工」された収納庫の扉と、
本物の和のアンティーク木戸が並んでいます。
(after)なぐり加工の収納庫の扉とアンティーク木戸
ふりかえった頭上には、アンティーク風の小さな玄関照明。
続いて、奥の部屋へどうぞ。
(after)玄関の灯り
オフィス・ルームは、洋館風のしつらえです。
対面の窓は、設計から吟優舎オリジナルの木製仕様でして、
デスクもオリジナルで一部可動になっております。
(after)オフィス・ルーム (※連休verより変更しました)
その手前には、吹きぬけと照明、そして、
屋根裏ロフトへの梯子があります。
(after)吹きぬけと2種類の屋根裏ロフト
(after)吹きぬけのアンティーク風照明
(after)吹きぬけ梯子側
(after)屋根裏ロフトへの梯子
設計デザイン担当者いわく、
「いつも、ひとつの家が完成するまでは、緊張のあまり
ドキドキが止まらない毎日」なんだそうです。
「施主さんの期待に応えるのはもちろん、
それを実際に作ってくれる職人さんに申し訳ないから、
いい加減なデザインなんか絶対にできない」と。
どんな人の意見も聞き、キチンと消化してから
真剣勝負で検討し、デザインに取り組む。
「すべての努力が報われる瞬間がある」
という口癖と、0.1ミリすら手を抜かない担当者の姿には
いつも圧倒されています。
…あっ、所長っ!
ここです、この壁、どうなるんでしょうか?
えっ、暖炉に?
(after)事務所 暖炉のスケッチ
スケッチによれば、薪ストーブを置く暖炉、と。
冬の前に、仕上げはタイルで飾る予定となりました
「すみませーん、各担当者さん、
事務所改装の仕事が増えました、大丈夫ですか?」
…こんな調子で、あっという間に8月が過ぎて行きました。
もう1度、途中経過をお届けしまして、
今度こそ、お披露目させていただくつもりです。
おつきあいいただき、ありがとうございました。
みなさま、完成までしばしお待ちいただけますでしょうか?
Blogged by 小川 還
2013年9月15日 11:44 PM |
カテゴリー:事務所 Vol.6 |
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いつのまにやら秋めいて、涼風が心地よい季節となりました。
本日は、改築中の杉皮塀のある町家へ、ご案内いたしましょう。
※過去ブログはコチラ→ VOL.1・ VOL.2)
〜 杉皮塀のある前道 〜
塀の修復から始まった、改築中のこちらの現場。
塀ぎわの山石は、川の渓流を思わせる涼やかさで、
植えられたグリーン達も成長し、元気いっぱいです。
〜 塀ぎわのグリーン 〜
完成直後の塀の様子をご報告したのが約4ヶ月半前、
家の解体をお知らせしたのが約3ヶ月前のことでした。
早速、改築進行中の家屋をご覧ください。
玄関土間から1歩進みますと…
ちなみに以前はこうでした。
(before)リフォーム前 玄関まわり
それがこうなりました。
(工事中)玄関土間より内部を見る
夕方の工事現場の室内が、明るいのはなぜ?
…スカッと2階屋根まで見わたせる、
吹きぬけのリビングルームなのです。
(工事中)吹きぬけを見上げる
1階と2階の天井を両方とも撤去し、横に並ぶ梁と
屋根の勾配が美しい空間を造りました。
新たにしつらえた天窓からは、光が降り注ぎます。
(工事中)天窓から降り注ぐ光
さらに、少しでも多くの外光を室内へと導くため、
天窓の窓枠は、室内側が広いラッパ形でオーダーメイド。
(工事中)吹きぬけの屋根の天窓
エコな照明法のひとつとして提案させていただき、
キッチンにも、新たに天窓をもうけました。
(工事中)キッチンの天井にも天窓
「明るい吹きぬけなんて!京町家らしくない気がする。」
とおっしゃる方もおられるのではないでしょうか?
ご安心ください。
京都の町家には必ず、大きな吹きぬけがありました。
台所です。
おくどさん(漢字だとお竈さん、つまりカマド)の煙と熱を外へ
逃がすため、また、料理する手元を明るくするためです。
現代のキッチンに、そうした配慮は必要はありません。
設計デザイン担当者の提案により、明るい吹きぬけは
「家族が集う明るいリビング」へと再生されました。
〜 緑の庭と、奥の縁側 〜
改築中であっても、独特のやわらかな質感を感じさせる
大きくて立派で、静かな和のお屋敷です。
〜 奥の縁側の、味のある和の窓 〜
工事中も定期的に設計デザイン担当者が現場へ訪れ、
ひとつひとつ仕上がりをチェックし、色やサイズ
などを改めて吟味していきます。
お客様がご希望されているイメージを再構成し、
よりベストな状態へと修正していくのです。
弊社の大工さん・職人さん・設計デザイン担当者が
お互いに才能を認め合い、最高レベルの仕事を目指して
取り組んでおります!
しばらく、階段製作や小書斎の木工工事が続きそうです。
加えられてゆく設計デザインの新発想に、ご期待ください。
ここまでおつきあいいただき、ありがとうございました。
Blogged by 小川 還
( 監修 : 松山 一磨)
2013年9月1日 2:29 PM |
カテゴリー:杉皮塀のある町家 VOL.3 |
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・吟優舎 北白川事務所 改装編 第三弾!
2012年春から改装を始めております、左京区北白川の事務所。
徐々に、完成に近づいてまいりました。
ご覧ください。
こちらから以前の状況がご覧いただけます。
(2012年 3月20日 左京区北白川事務所 Vol.1)
→ http://www.ginyusya.com/blog/?p=49
(2012年 4月 2日 左京区北白川事務所 Vol.2)
→ http://www.ginyusya.com/blog/?p=159
弊社の事務所ということで、大実験あり、そして試行錯誤あり。
各スタッフの鍛錬の場として、予算はぐっと押さえつつ、
ベストな施工法や仕上げ法を探求いたします。
せっかくの『古民家』ですから、まず、
古い梁を見せることになりました。
・平屋の屋根裏を開放!
・古い梁がでてきました!
早速、天井を半分とりはらい、吹き抜け&ロフトへと改造。
梯子(はしご)も、大工職人による精緻な細工です。
壁紙はまだ貼れていませんが、室内の印象がガラリと変わりました。
(before)玄関の土間飾りに用いる、タイル
吹き抜けの下は、無垢のパイン材の床です。
並べられた色タイルは、玄関の土間の飾りに使う材料でありまして…
(before)バランス良い組み方・色合いを試行錯誤中
設計・デザイン担当スタッフが、タイルの置き方の
アイデアを図面にした後、実際にタイルを仮置きして
じっくりと色彩構成していました。
半端に余った材料を見つけ、色あいや組み合わせを素早く
提案・決断し、職人さんと施工法を相談して決めてゆき、
気がついた時には完成間近、…と、まさしくプロの技です。
写真でうす緑に見えている奥側の床は、琉球畳です。
お客様のお子様がいらっしゃった際には、安全に遊べる
「キッズコーナー」となります。
これも、設計・デザイン担当スタッフのアイデア。
ぱっと見ると床の間のようでもあり、格式もあって、
花や絵を飾るのが楽しい空間です。
(before)トイレ&シャワー室へと改装中
旧お風呂場は、トイレ&シャワー室に改装しました。
現場管理担当スタッフがタイミング良く、
左官職人に次のタイルを手渡して作業効率もアップし…
(after)トイレ&シャワー室 完成
こうなりました!
凸凹のある深緑とツルツルの白に塗りわけた2色の壁に、
渋い茶色の長タイルをアクセントにしたトイレ。
ガラスブロックの向こうは、シャワー室です。
最小限の空間ですが、照明などすみずみまで気を配った
設計・デザイン担当者と、職人による丁寧な施工により、
最大限お洒落な空間に生まれ変わりました。
次回は、玄関の土間工事の模様をお伝えします。
色タイルの飾りはどうなるのでしょうか、ご期待ください。
おつきあいいただき、ありがとうございました。
Blogged by 小川 還
2013年6月23日 12:14 AM |
カテゴリー:事務所 Vol.3 |
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