『 最近の記事 』

京都町家の出格子(でごうし)探索

スタイル、サイズ、樹種など様々です。

ただ時間をかけて多数の出格子を見ていると 『 似ていて異なるもの 』 があることに気付きます。  一見同じデザインに見えるのですが、美しいものと、そうでないものがあることに気付きます。

何の違いかとサイズを測るとわずか数ミリの違いでその結果に繋(つな)がっているようです。 このことは、窓に造作する竪格子でも気付いていたのですが、あらためて数ミリの差の大切さに仰天(ぎょうてん)するばかりです!!(*_*)

また同じ格子でも窓に付ける外部の格子と室内の格子では、美しく仕上がるサイズの比率は異なります。

出格子の格子は、

33mm(格子)・15mm(スペース)・15mm(格子)・15mm(スペース)・15mm(格子)・15mm(スペース)・33mm(格子)

がその美しく見える比率のようです。

以下は、出格子探索で撮影したものです。

京都の町は、日本の伝統建築がいとも簡単に見れる凄い町なのだ~と、今更ながら感心した週末の半日でした。(^.^)/~~~

美しい比率で構成された出格子ですね!

上のものとは異なったオーソドックスな出格子です。

33・15の比率の出格子です。 いかがでしょうか?

高台寺の美しいポスターが貼られています。 でも、折角の美しい格子が隠れて残念(*_*)

 

打ち水がされて『 しっとり ・ はんなり 』 な祇園の石畳

 

Blogged by  松山 一磨(いつま)

キッチン改造計画 その4 完成です!!

キッチン改造計画 その1、2、3に引き続いてその4の完成報告です。

ついに完成しました!!

天板は、タモの無垢板。 タイルは、素焼の花柄をモチーフした個性的なモザイクタイル。 クロスは、珪藻土塗り込みのもの。 天板の塗装も天然素材のオイルフィニッシュとこだわりました。

リビング側キッチン寄りの壁面に造作した格子が全体のバランスを引き締めてくれたように思います。

キッチン側の収納機能には、とことんこだわりました!

①狭い空間なので単純なL型カウンターを避けて、収納できる可動式カウンターを採用。 扉は、脚の膝(ひざ)で押すと開くようにプッシュ式にしました。 両手がふさがった時に便利かもしれませんね。

②ゴミ箱ラックもキャスターを付けて可動式に。 手軽に出し入れ可能です。

③作業天板の正面上部に調味料スペースとコンセンを設置。

④取手は、アンティーク調の古色メタル製を採用しました。

大満足のカウンターが完成です!!

工事中、付きっきりで最後までご協力を惜しまず頑張ってくださったお客様に、感謝の思いでいっぱいです。

良い工事は、このお客様の熱い思いと、こだわり、そしてご協力があって初めてできるものだとあらためて感じる工事でした。

 

お持ちの食卓テーブルをセットして完成です。

キッチン寄りに造作した格子が全体のバランスを引き締めてくれたように思います。

花柄モチーフのモザイクタイル。 素焼の素材感の品の良さに大満足です!!

収納&機能のアイデアが満載のキッチン作業側スペース

収納可能な可動式カウンター。 名付けて『どこでもカウンター!!』 弊社プランナー新造のアイデアです。

扉の中は、大容量の収納スペース。 扉は、脚の膝(ひざ)で押すと開くプッシュ式。 両手がふさがった時に便利ですね。

ゴミ箱ラックもキャスター付きの可動式にしました。

 

全体のイメージに合わせて、アンティーク調古色メタル製の取手を採用。 ディーテイルにこだわりました。 このこだわりがとても大切だと思います。

 

キャンディーみたいな可愛い取手ですね。 でも私、この取手にニックネームを付けました! 『バカボン取手』 ?!

カウンター作業天板の正面すぐ上に有る調味料スペース。 コンセントも付けました。

Blogged by  松山 一磨(いつま)

滋賀県大津市の町家

既存のお客様からのご紹介で大津市へ本日行って参りました。

お風呂と洗面室の改装のご依頼です。

家自体は、古いもので、本来あった体裁は正に町家建築です。 町家好きの私としては、たまらない建物です!!

ただ何度にも渡る工事で本来の町家の感じをあまり残さない現代風に改装されています。

ガラス扉と玄関を入ったところの階段とロフト的な中二階は、建築当初の雰囲気を残しています。 当初は、ここは玄関から続きの土間でおくどさん(今で言うキッチン)があったところだと思われます。

お客様におことわりして、写真を撮らせていただきました・・・。

 

 

大津町家の建具。 凝(こ)った造りの建具です。 このガラスはもう存在しないビンテージ物です!?

大津町家。 以前土間とおくどさんがあったであろう吹き抜け部分です。

 

Blogged by  松山 一磨(いつま)

キッチン改造計画 その3

キッチン改造計画 その1、その2に引き続きその3の実況です!!

いよいよタイル施工!

このタイル、名古屋モザイクタイルというとってもお洒落なタイルメーカーのもの。

これまでの日本のタイルメーカーには無かった、心をくすぐる本当にお洒落なタイルを作っています。

また、クロスはビニール製品は避けて、珪藻土塗り込みの天然素材感満点のものを採用しています!!

小さなカウンターですが、職人の技が光る、本当に匠の技満載のカウンターです。

目地の白を入れるとこのタイルの美しいモチーフが浮かび上がってくる予定です!?

タイル施工

いよいよタイル施工! 花柄モチーフのお洒落なモザイクタイル。 

ホワイト目地がこのモザイクタイルの美しいモチーフを浮かび上がらせてくれるはずなのですが・・・

目地入れ完了までもう少し! 次は拭き取りです。 どうなるか?! こうご期待・・・

キッチン改造計画 その2

キッチン改造計画、着々と進んでいます!

キッチン吊戸棚の白い側面や食器乾燥機などが見えないように、またデザインとしてポイントになるようにタモという堅く、木目の綺麗な無垢の集成板で格子を製作しました。

狭い空間に統一性を持たせるために、このタモ無垢集成板は天板と同じものを選択しています。

カウンターに施工するクロス(壁紙)とタイルを仮貼りして仕上りのチェックをしてみました。この段階で当初選択していたクロスを変更することに!

施工前なら、このような変更は可能です!!

形が出来てきて、イメージが明確になってきました。

次は塗装とタイル施工。 完成まであと一息です!

格子取付完成です!

 

施工予定のクロスとタイルを仮貼りして、仕上がりをチェック!

 

形が出来上がってきて、完成のイメージがグンとわいてきます。