『 最近の記事 』

お客様のお声<京都市中京区 N様>

お客様が、ご依頼の経緯や施工の感想をお書きくださいましたので、ご紹介いたします。

【京都市中京区 N様より】

吟優舎さんとのご縁は今から6年前ほど前に始まりました。 住む人の居なくなった母の実家を、今は関東に居を移した両親が、自分達のアイデンティティとして、また維持管理や経年劣化を最小限にするための策として、リノベーションを決意した時でした。

数社のプレゼンを伺いましたが、その中でも吟優舎代表の松山さんの言葉の端々から、京町家に対する熱い想いやその家への敬意、家族の歴史に寄り添おうとする姿勢などが感じられた事が、私たちにこの方ならと安心感を与えてくれました。

実際リノベーションをお願いしてみて、思っていた以上に繊細で巧みな構想とそれを表現できる確かな技術によって、昔の面影を残しつつ現代に相応しい京町家としてモダンな雰囲気に一新していただけました。

リノベーション工事が完成し、生まれ育った大切な思い出のある家が現代的な美しさを纏って蘇った姿を見て、母が真っ先に思い浮かべたのは祖父や祖母の嬉しそうな顔だったそうです。そして次の世代に引き継げる確かなものがここにあることに、この上ない喜びを感じたそうです。どの家にも家族の物語があり、それを第一に尊重してくださった吟優舎さんの心遣いと高い技術力の賜物であると、我が家一同感謝しております。

「家族の物語に寄り添う京町家再生のスペシャリスト」私達家族にとって、吟優舎さんはそんな会社だと思います。

【冠木門】 家の顔である冠木門には木目の美しい欅の板で素敵な意匠の扉が造作されたので、風格が大きく上がりました。また、電子錠を取り入れたことで安全性も高まりました。

【玄関と光庭】 それまでは気にもされず眠った状態だった玄関奥の小さな光庭は、吟優舎さんの巧みな構想によって、玄関扉を開けた時の、一瞬で目に飛び込んでくる絵画の様な仕掛けが施され、我が家自慢の庭となりました。表玄関と内玄関の床は手斧(ちょうな)掛けの床板で造作され趣ある佇まいになりました。

【中の間と奥の間】 中の間は畳からフローリングに変わり、間のガラス戸が取り払われ奥座敷と一体感のある空間が生まれました。奥座敷はこれまで通り四枚の雪見障子で縁側と繋がり、その向こうの奥庭を眺めてお喋りや食事を楽しめる居間となりました。母は昔のハレの日の光景が重なるようです。

【二階の間】 二階の和室の一つはフローリングの間となり寝室専用の部屋に、もう一間は畳のままで洋間と合わせて大きく一つの部屋となりました。畳の間の押し入れの板戸は昔からの物がそのまま使われ、母は懐かしい家族との思い出にいつでも浸れるようです。

【浴室】 お風呂場は庭を眺められる位置に作り替えられ、ライトアップされた紅葉や椿など四季折々の風情を楽しめるようになりました。

N様からのお声をご紹介しました。

大切なお家のリノベーションを任せてくださり、さらにはこのようなメッセージをくださいますこと、大変嬉しく、また大きな励みになります。

身に余る内容に大変恐縮し、工務店冥利に尽きるばかりだと感激しております。心より深くお礼を申し上げます。

お客様に感動していただくことを目標に、今後も社員全員で日々の仕事を大切にしてまいります。 誠にありがとうございます。

blogged by 松山一磨 & 黒川京子

伏見御香宮 古民家リノベーション『蔵』vol.5

「伏見御香宮の古民家リノベーション『蔵』」の続報です。

前回までのお話はこちら→ vol.1vol.2 vol.3 vol.4

弊社では、工事前に全ての家具、家電を施主様に決定(場合によっては購入)して頂き、サイズや形状を確認します。
配置は弊社で検討し、図面に反映させていきます。

これには理由があります。
あらかじめ家具とその配置を決めることで、ちょうどいい場所にスイッチやコンセントなどを設置することができ、「あと5cm広かったらソファが入ったのに」「あと3cm低かったらコンセントが届いたのに」といった失敗をなくすことができるのです。

「伏見御香宮 古民家リノベーション『蔵』」の施主様は、リノベーションにあたってアンティークの本棚と食器棚をご購入されました。


購入された家具の配置や大きさは、すべて図面の中に記載していきます。
細やかなプランニングを行うためです。

これらの家具のサイズをもとに、コーナー幅やコンセントの位置などを決定します。

施主様からLINEにてご購入家具のご報告を頂きました。
施主様との打ち合わせは、もちろん対面でも行いますが、このようにLINEでも行います。

吟優舎ではご契約が済むと、施主様とのグループLINEを作り、進捗のご報告や細かなご相談ができるようにしています。

どんな些細なことでもお客様がご相談できる体制を心がけています。

blogged by 黒川京子

お客様のお声<長岡京市 Y様>

お客様が、ご依頼の経緯や施工の感想をお書きくださいましたので、ご紹介いたします。

【長岡京市 Y様より】

家の購入を検討している際に吟優舎のHPを発見。もともと町家の雰囲気が好きだったこともありますが、施工例を拝見し、そのテイストに一目ぼれしてしまいました。なにより安心だったのが統一感でした。リフォームを手掛けている工務店はたくさんありますが、「なんでもできますお任せください!」「お客様の御要望に応じて、和風・洋風なんでもできます!」というところがほとんど。でも吟優舎さんは、どの施工例を拝見しても吟優舎テイストというか、独特の空気感・統一感を感じることが出来ました。最終的な仕上がりのイメージがブレないという点で大変安心感があり、大正浪漫的町家を追及している吟優舎さんに全てお任せしたいと思いました。

ただ当時はまだ借家住まいだった為、まずは吟優舎さんにリノベーションしてもらうことを前提にした古家選びからのスタート。その事を松山さんにご相談したところ、なんと下見に一緒に来てくださり、リノベーションに適しているかの確認を親身になって検討してくださいました。

もうそこからはこちらのわがまま言いたい放題…(笑)わがままというか、家に対するあこがれ・イメージが具体的にものすごくたくさんあったので(アンティークの似合う大正浪漫あふれる家にしたい、キャットウォーク欲しい、あの床材・このタイル使ってほしい、こんなキッチンボードを制作して欲しい、リビングに縦格子造作・天井スピーカー欲しい、ねこのひなたぼっこ専用窓が欲しい、庭に面する給湯器の配置を見えにくい高さにしてほしい等々…)大小様々な要望をさせてもらいました。でも松山さんのすごいところは良い意味でこちらの要望を断る場合もあるところです。最終的な完成イメージにこだわりを持っていらっしゃる為、的確にアドバイスをくださり、納得して進めることができました。

打ち合わせの際のプランナーさんと松山さんの意見の食い違いによるバトル?もいつも楽しく拝見しておりました。そのバトルも、妥協することなく真摯に向き合ってくれている証拠なので大変嬉しかったです。

私も以前、建築関係に携わっていた事もあり、工事中の打ち合わせも楽しくさせて頂きました。専門用語も飛び交いながらミリ単位での仕様変更など、リノベーションならではの注文にも柔軟に対応してくださいました。

おかげさまで、家のどこを見渡してもこちらの想いが込められた素敵な住まいが完成しました。これから年月が経つにつれて、ただ古くなるのではなく、いい“味”が出てくるのが今からとても楽しみです。

関わった全ての方々に感謝しています。本当にありがとうございました。

Y様からのお声をご紹介しました。

大切なお家のリノベーションを任せてくださり、さらにはこのようなメッセージをくださいますこと、大変嬉しく、また大きな励みになります。

身に余る内容に大変恐縮し、工務店冥利に尽きるばかりだと感激しております。心より深くお礼を申し上げます。

お客様に感動していただくことを目標に、今後も社員全員で日々の仕事を大切にしてまいります。 誠にありがとうございます。

blogged by 松山一磨 & 黒川京子

新しい仲間

新たな仲間が増えました。

造園をご一緒にする新しい業者さんです。
私たち工務店にとって、業者さんは社員と同じくらい大切な存在です。

こちらの言う通りに作業をしてもらうというものではなく、その専門の経験と知識をお借りしながら共に作業を進め、より良いものを作るいわばチームの一員です。

ふじせんの藤井さんです。

とても素敵な笑顔です。

京都市東山区 『山手の街並みに佇む町家リノベーション』
最後の工事がこの造園です。

この家にとって正に『画竜点睛』となる工事です。
お引き渡しの日が近づいています。

blogged by 松山一磨

京都市東山区 『山手の街並みに佇む町家リノベーション』
以前の記事はこちらよりどうぞ→ vol.1 vol.2 vol.3 vol.4 vol.5 vol.6

伏見御香宮 古民家リノベーション『蔵』vol.3

現在工事中の「伏見御香宮の古民家リノベーション」、続報です。

前回までのお話はこちら→vol.1vol.2

この日は、解体工事を始めるにあたり、ご近所へご挨拶に伺います。

弊社でこのような挨拶文と粗品をご用意します。
施主様もお品を用意されています。

スケジュールを確認中。
その後、施主様と弊社女性スタッフでいざスタート。

ご近所のお家を一軒一軒ご挨拶に回ります。

工事が始まることをお伝えすると、「いよいよ始まるんですか、楽しみですね」とご近所の皆様。
日頃からの仲の良さ、ご近所付き合いの深さが伺えます。
とてもお話上手で明るい奥様のお人柄も大きいかもしれません。

中には、吟優舎の住所を見て「北白川?懐かしいわ。私は小さい頃、よくあの辺りで遊んだのよ」とおっしゃる方も。

ご挨拶回りも無事に終わり、お家の中の片付けも順調に進んでいます。
いよいよ解体工事が始まります。

blogged by 黒川京子